東芝子会社の東芝デジタルソリューションズは15日、人工知能(AI)による画像認識で風力発電用風車の外観を検査する技術を開発したと発表した。風車の支柱となる「タワー」が対象で、スペインの製造大手GRIリニューアブルインダストリーズとの実証実験で効果が確認できたという。10月以降には実用化される見込みで、検査効率を高めるデジタル技術として売り込む。
タワーの製造過程で部材を検査装置に設置する。カメラなどによって外観や溶接部分の傷やへこみ、溶接不良などを自動で検出する。従来は検査員が目視で行い、時間がかかったり、品質にばらつきが出たりするなどの課題があった。
実証実験は2021年3月以降、GRIのスペイン国内にある工場で実施した。これまでは試運用だったが、10月以降は本格的に導入される見込みという。GRIはタワー製造の世界大手で、別の製造拠点への展開も検討する。温暖化ガス削減に向けて風力発電は普及が見込まれており、拡大する需要の取り込みを目指す。
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